会長挨拶 

三洋工業株式会社
代表取締役社長 山岸 茂


  会員をはじめ、皆様には、平素から日本アルミ手摺工業会の活動に格別のご支援ご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
  手すりの強度については建築基準法上の数値基準はなく、「脱落しないようにする」という規定のみになっています。人の安全を第一とした強度基準を作成する必要があることから、「安全・安心」な手すりを提供していくため、手すりメーカー20社で平成17年(西暦2005年)11月に民間アルミ手すり強度基準作成という大きな目標と、業界の信用、信頼の確保を目指して、日本アルミ手摺工業会が発足いたしました

  当工業会ではお客様からの信頼、信用の確保と業界の地位向上をスローガンに3つの基本理念掲げました。3つの基本理念は、
  • (1)安全性をはじめとするアルミ手すりの品質の向上をはかります。
  • (2)業界共通課題の共同研究に取り組みます。
  • (3)アルミ手すり業界の地位向上を目指します。

  工業会発足以来「アルミ手すりの安全・安心」を合言葉に市場のニーズに対応すべく取り組んでまいりました。手すり強度に関するガイドラインをとりまとめ、ガイドラインの普及はもとより製品の安全性、確実な製品供給などを行い、工業会の認知度向上を図ると共に、業界の発展に貢献できるよう努めてまいりました。ガイドラインの運用にあたり「工業会適合製品登録」制度を立ち上げ、審査会にて会員各社の製品が工業会の強度の適合基準を満たし、製品のみならず生産体制、品質管理、施工管理等の多くの項目についても審査を行い、基準に適合している事が確認された製品のみを適合製品として登録し、市場に提供することにしています。また施工についても当工業会にて標準施工要領書を作成して、会員各社がそれを基に施工要領書を作成して、製品のみならず施工も含めた品質の確保を当工業会にて行い、「安全・安心」の手すりの提供をしています。

  製品をお使いいただくユーザーはじめ、発注者、設計者、施工者の皆様へ引き続き安全・安心をご提供できるよう、当工業会はより一層の努力と研究を重ねてまいります。

  今後も引き続き、皆さまからのご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

  結びにあたり、会員はじめ皆様のご事業のご隆盛、ご健勝をご祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。


 
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