新年明けましておめでとうございます。
昨年は、関係省庁、関連業界の皆様には当工業会に対し、多大なご指導、ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年度は、様々なことが起こり、日本経済にも多大な影響を受けることとなりました。国内においては、未曾有の大地震と福島原発崩壊による放射能汚染、
それに依る多大な電力供給不足が発生、未だに明確な復興支援計画も打ち出されていない状況です。一方、国外においてもアメリカ・ヨーロッパ経済の不振による戦後最大の円高、
タイで発生した大洪水により450社以上の企業が冠水被害となるなど、世界経済にも “大震災”が発生し、日本の経済全体が大津波に呑み込まれているような状況ではないでしょうか。
しかしながら、今年度は、津波による水もひき、被害の状況が把握でき、その状況に不安を感じながらも、経済復興を目指すための具体的な計画を立て、
『再編の年』となるのではないかと期待をしております。
建築業界においては震災復興の影響を受け職人不足により現場工程に遅れが出てきており今後は更に職人不足は加速すると言われています。
また某デベロッパでは『今後数年は集合住宅の新築着工戸数が増加する』、他団体では『手すりの改修・取替え需要も増加する』と予測されており、
我々の業界にとって、明るい兆しも見え出しているようにも感じております。
しかしながら、いくら需要が増加しても、供給過多による低価格競争は年々激化し、このような状況が継続されることとなると、
赤字決算を繰り返し、会社存続の危機となってしまいます。つまり安全で安心な手すりを提供出来なくなるという事です。
そのようなことは、どの企業も望んでいることではなく、本来であれば、日本経済が豊かになり、本業界においても、
技術競争による品質の向上や安定した価格での製品供給、そしてなにより、業界全体が底上げされ、業界全体が盛り上がることが、最も望ましい形ではないでしょうか。
その理想の未来のためにも、当工業会としては、手すり業界の信頼性確保と社会的地位の向上を目指し、現在も様々な活動を行っております。工業会基本理念として「アルミ手すりの安全・安心を合言葉にユーザーの安全確保と建築物の価値向上に貢献」を掲げております。この基本理念を基に、一つの取り組みとして技術的課題であった風荷重試験を昨年11月に実施し現在は試験データの纏めをおこなっている段階であります。
これは廊下手すりやバルコニー手すりにかかる風荷重がどの程度なのかを知ることにより、より安全で安心な手すりを提供する目的で進めており、
ガイドラインに続く成果物として大きく期待しています。
現在、アルミ手すり強度のfガイドラインに沿った適合製品の普及に努めておりますが、引き続き製品に関する基準を遵守し、安全対策、施工に関する啓蒙活動を通じて、
「安全・安心な製品提供」に力を入れ、業界が一致団結し、健全な発展に全力で取組んでいく所存でございます。
今後とも、日本アルミ手摺工業会へのご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
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